湯気の立つコーヒー。表面がパリッと焼けたクロワッサン。誰かに渡したくなる、小さなギフト。
画像AIの進化を見ていると、僕は「きれいな絵が作れる」だけでは、もったいないなと思います。お店に置くメニューやPOPになったとき、どんな可能性があるのか。今回は、そんな目線で見てもらえる作例を集めました。
紹介する8種類は、AIで生成した架空の販促サンプルです。商品・価格・サービス内容は、実際のお店の販売情報ではありません。
Images 2.5、何が進化した?
OpenAIは2026年9月8日、ChatGPT Images 2.5を発表しました。自然な光や質感、参考写真の特徴を保つ力、指定した部分の編集、繰り返し編集するときの一貫性が改善されたと説明しています。
| 見るところ | 発表された改善 | お店の販促で注目したいこと |
|---|---|---|
| 光と質感 | より自然な光、豊かな質感 | パンの焼き目、花びら、包装紙の見せ方 |
| 参考写真 | 被写体の特徴を保ちやすく | 自店の商品らしさを保った表現 |
| 部分的な修正 | 指定部分を直し、周囲を保ちやすく | 商品や背景、コピーの変更 |
| 修正の積み重ね | 編集を重ねた際の一貫性 | 気に入った雰囲気を育てていく制作 |
表の改善点は公式説明、右列は販促への活用イメージです。以下の画像はCodex内蔵の画像生成で制作しました。生成結果にモデル名が表示されないため、2.5の性能を測定した比較実験ではありません。2.0で作った画像との同条件比較とも、分けてご覧ください。
02 カフェ|季節のデザートを、主役にする

パンケーキのふくらみ、洋梨の断面、流れるキャラメル。説明を増やすより、食べたくなる部分を大きく見せています。
見出しで商品を知る。写真で味を想像する。最後に価格を見る。店頭でぱっと目に入ったときにも、読む順番が自然なPOPを目指しました。
03 ランチメニュー|選ぶのが楽しい一枚

単品のPOPと、メニュー表では役割が違います。こちらは、3種類の料理を見比べて選べる構成です。
写真の近くに商品名と短い説明、その下に価格。ドリンクセットは最後にまとめました。料理ごとの違いが見えて、注文するときの情報も探しやすい。そんな「選びやすさ」まで含めて、デザインしたいところです。
04 ベーカリー|焼きたてを、ぐっと近くに

同じ食べ物でも、今度は黒板風です。暗い背景に、クロワッサンのきつね色が浮かび上がるようにしました。
表面のパリッとした層と、切った断面。言葉と写真が、同じ方向を向く一枚です。パンが並ぶ棚の横に置くなら、こんな雰囲気もいいですね。
05 和食・居酒屋|季節のお品書きを、一枚に

和紙のような背景、筆文字、料理に合わせた器。カフェとは違う、お店の空気を持たせた作例です。
写真と価格だけを並べるのではなく、「今夜はこれを頼もうかな」と想像できるお品書きにしたいですね。
06 サロン|予約の案内も、お店らしく

画像を使えるのは、商品を売るときだけではありません。次回予約の案内や、スタッフへ声をかけてほしいことも、お店の雰囲気に合わせて伝えられます。
強い割引や大きな煽り文句を入れなくても、「相談していいんだな」と分かる言葉があればいい。受付まわりの一枚にも、お店らしさを出せます。
07 焼き菓子|小さなギフト

箱に入った焼き菓子と、リボン。商品を単体で見せるだけでなく、贈り物として手に取る場面をイメージしました。
何が入っているか、いくつ入っているか、いくらか。気持ちと必要な情報が、同じ一枚にあるギフト提案です。
08 花屋|特別な日以外にも、花を贈る

花びらの重なり、包み紙、リボン。淡い色だけにせず、深い色の背景で花を引き立てる方向です。
立派な記念日だけでなく、小さなお礼にも。商品の魅力と一緒に、使うきっかけを伝える一枚です。
気に入った一枚を、直しながら使う
販促物は、作って終わりではありません。季節が変わったり、価格が変わったり、案内をひと言足したくなったりします。
今回は、パンケーキPOPの価格を1,480円から1,580円に変更する編集も試しました。


これは同じ制作環境での編集前後であり、2.0と2.5の比較ではありません。画像の編集では、変えていないつもりの部分にも差が出る場合があります。価格だけでなく、商品、文字、背景まで見直してから使うことが大切です。
お店で使う土台は、正しい商品情報
ここまでの作例は、雰囲気や見せ方を試すために、商品から生成しています。実際に販売する商品のPOPでは、自店の商品写真と正しい商品名・価格を土台にしてください。
盛り付けや内容量まで変わってしまうと、お客様が期待する商品と違ってしまいます。原材料、サービスの条件、予約方法なども、お店の実態に合わせる必要があります。印刷する場合は、用紙サイズに合う解像度や、実際の文字の大きさも確認しましょう。
きれいな画像だから、そのまま正しいとは限りません。商品情報を照らし合わせるひと手間まで含めて、お店で使える一枚にしていきます。
イケラボスキルも、画像品質優先が標準に
イケラボスキルでは、Images 2.5の進化を活かすための画像制作手順を、標準の動きにしました。これからは、毎回「画像品質を最優先に」と付け加える必要はありません。
何に使うか、何を大きく見せるか、どんな文字を入れるか。そこを整え、参考画像があるときは特徴を捉え、できあがった画像の文字や商品まで見直す。POPでもメニューでも、画像を作る依頼には、この手順を自動で使います。
生成にはCodex内蔵の画像生成を使い、別途課金される画像APIや追加クレジットの購入は行いません。契約中の利用枠や上限は適用されます。また、スキルが画像モデルを強制的に切り替えるわけではなく、実際に使えるモデルはCodex側の提供状況に従います。
あなたのお店なら、何を見せたいですか?
「AIで何か作りたい」から、「うちのこの商品で、一枚作りたい」へ。今日の作例に、そんなきっかけがあったらうれしいです。
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